晴れて国宝になった松江城は、観光客も増えて、よかった良かった。
この本は、1997年から運行を開始した堀川遊覧船について、堀川の歴史やその魅力、堀川にかかる亀田橋やヘルンの小径、内中原町にあった志賀直哉の堀端の家など、連載をまとめた本です。
堀川遊覧船は、宮岡市長が、ぐるぐる市内を回るという発想で(実はバスの内回り線、外回り線も宮岡市長が始めた)、神戸市助役を務め、アイデアマンだった宮岡さんの発想の勝利ですね。
最近は、お客さんがさらに増えるとともに、船頭さんが高齢化などで足りなくなっているという話も聞きます。
堀川のただ住まいは、松江城と並んで、松江のシンボル。極力開発などしないようにしましょう!
(松江今井書店)