小林徳一郎翁伝(小林徳一郎翁顕彰会著)


小林徳一郎は、出雲大社の前の神門通りの途中にある大鳥居を寄贈した人であり、奥出雲町の稲田神社も再建しました。川本高校の前身の学校や、至る所に小林翁が寄贈したものがあるのです。

小林徳一楼は、邑智郡高原村(現在の邑南町高見)に生まれました。父親は横田の出身でたたら製鉄の経営者でしたが、経営に失敗し、没落します。高原で生まれた小林は、流浪の末に北九州へ。そこで炭鉱で働きながら成り上がり、土建屋を設立。莫大な富を築きます。その富をふるさとに還元したいと考えた特異散ろうが、大鳥居などを造ります。

金を稼ぐ才覚とどうじに、ふるさとに貢献しようという気っぷの良さが気持ちよいですね!

最近横田町の稲田神社でそば屋さんをされている方が、復刻版を出版されました。「姫のそば ゆかり庵」で手に入ります!

(1962年、非売品)