のんびり雲(のんびり雲編集部)


島根県立短期大学総合文化学科の学生たちが一年に一回、山陰両県を中心とした、話題を取り上げ、企画を練って、突撃取材したりして、とにかく、体当たりの姿勢が好感の持てる雑誌なのです。「のんびり雲」という緩いタイトルなのですが、意外と切り口は鋭かったり、こんな所があったのか、という発見もあって、楽しい雑誌なのです。

2009年の号はたたら製鉄の特集などもあって、奥出雲町で日本で唯一たたら製鉄を行って玉鋼を作っている「日刀保たたら」に言って、木原さんという鉄造りの頭領「村下(むらげ)」にインタビューしているのです。

一番新しいだ2015年の第9号の特集は「木」。木工とかだけではなく、丸ヨ商店がつくる炭団(たどん)なども紹介していて、マニアックなところにも光を当てる発掘力の高さを示しています。これは教授たちのアンテナなのか、学生たちのフットワークなのか。こうして雑誌づくりを通じて地域を見つめるのも、すばらしい学びになりますね!

島根県立大学