松江市菓子業の軌跡(星野春雄著)


松江は茶人大名の松平治郷、不昧公によって、茶の湯の文化がずっと城下町の暮らしに親しまれ、なじんできました。お茶の文化に欠かせないのが、和菓子です。

この本は、金沢、京都と並んで、日本の和菓子文化が根付いた町、松江の菓子業がどのように発展してきたか、菓子業にスポットを当てています。江戸以降の和菓子の消費量や、商品開発などの歴史が、データも盛り込まれて紹介されています。

(松江今井書店、2002年)