加藤歓一郎の精粋(稲田誠二著)


加藤歓一郎という人の名前を初めて聞いたのはたしか、木次乳業の創始者の1人・佐藤忠吉翁のことを書いた「自主独立農民という生き方」という本に、忠吉翁が影響を受けた1人として描かれていたと思います。


明治38年5月10日生まれ。生まれ育った奥出雲の小中学校で教員を務めながら、在職中にキリスト教の洗礼を受けた。戦後には、学校・社会教育を産業教育として体系化したことで、全国でも注目された人物。内村鑑三らとも並び称されるほど、全国的にも知られた存在です。こういう人物が郷土にいることをもっともっとしらねばなりません。

自費出版、1998年)