北島国造家沿革要録(出雲教編)


南北朝時代に北島と千家に別れた、出雲国造家。もともとは、天穂日命(あめのほひのみこと、天照大神の次男)の直系子孫と言われています。それがなぜか時代と共に別れ、月替わりで出雲大社宮司を務めていました。

いまは宮司と言えば千家と思われていますが、北島家も明治時代の初めまで宮司を務めていました。その別れることになったいきさつや、明治時代に千家だけが宮司になった顛末が婉曲な表現ながら、北島家の悲劇が紹介されています。

出雲市内では、結婚式は北島家で挙げる人が多いというのも、北島家の悲劇に道場を寄せることが多いからなのかもしれないなあと思っています。

この冊子は、北島国造館で500円で販売されています。出雲大社の秘密を知りたい人は是非!

出雲教発行、1942年)