巨食症の開けない夜明け(松本侑子著)


若いときは、1日何合もご飯を食べて、それでもおなかが減って、寝るまえにカップラーメンを食べても、胸焼けなんかしなかったのに。いまではもうあんまり食べられない。

食べられることって素敵、って思うけど、巨食症という食べ続けるという行動もなんだか、出口がなくて、つらそうですね。食べることでストレスを発散しても、贅肉になってたまっていくだろうし。人間関係と食欲ってすごく関係があるのね。すばる文学新人賞を受賞した、出雲市出身の著者の出世作ですね!おもしろいっす。

集英社文庫、1991年)