ノックス・マシン(法月綸太郎著)


松江市出身の推理小説作家のこのミステリーがすごいで、二度目の一位を獲得した記念すべき作品です。前回一位を撮った「生首に聞いてみろ」も奇想天外ですが、ノックス・マシンは余りにも奇想天外な物語のため、頭の悪い湖鹿堂にはどこか、よくわらかないところがありました。ミステリーとSFチックなどこへ飛躍するのか、想像も付かない展開でした。中編の連作の体裁をとっています。

角川書店、2013年)