なるほど伊勢神宮と出雲大社のすべて(三橋健監修)


2013年は、20年に1回の行う伊勢神宮と、60年に1回の出雲大社遷宮が同時に行われた年でした。伊勢神宮出雲大社は、大和政権と出雲古代勢力をそれぞれ象徴する存在として、古くから日本人の信仰を集めてきました。ただ、その二つの神社が本当はどういう存在かは、詳しく分かっていない、というか、時代の変遷に応じて、都合の良い歴史解釈もあったでしょうから、なかなか、本性が分からないという状況になっているんでしょうね。

分かりやすく二つの神社の成り立ちや、遷宮の手順、周辺の地図、祭事などがまとめられています。ただ、本格的に二つの神社の成り立ちなどについて研究を深めようという人にはものたりないかもしれません。

学研パブリッシング、2013年)