日本の心(小泉八雲著)


小泉八雲の文章は、明治時代の日本人の物の感じ方、考え方、その考え方の背景にある死者が積み重ねてきたものなどを、なぜにこんなに的確につかむことができるのか、いつもその文章を読むと不思議な感じがします。

この本も、日本人の本質に語りかけるようなエピソードが満載で、ゆったりと夏の夜に読むには、良い本ではないでしょうか?

講談社学術文庫、1990年)