漫画で描くふるさとの祭り(平野勲著)


出雲市出身の漫画家である著者が、島根県内の祭りに出掛けて祭りの様子を描きました。その数なんと133も載っています。島根県内にこんなに祭りがあるのかというほどです。しかも、その祭りがみんなにぎやかで、人がものすごく集まっていて、その一人一人がすごく丁寧に描かれています。

平野さんは、サラリーマンをしていて、38歳のときに漫画家を志して上京。昼間は宝石店の店員、夜に漫画を描くという生活の中から、娘さんに祭りの様子を伝えようと描いた漫画が、展覧会で好評を得て、祭りをずっと書き続けるようになったんだそうです。祭りの絵は3500を超えるそうです。

祭りに集まる人の多さは、地域の力ですね。祭りの元気な町は、元気な町です。

平野勲ふるさと会、2005年)