ケンといわみかぐら(寺戸恒晴作・絵)


舞台は海沿いにある石見の漁村でしょうか。石見神楽のお面を作る家に生まれたケンは、面を作る職人なるのをいやがっているのですが、親戚の兄ちゃんが、父親の神楽面のつけた親戚のお兄ちゃんが、夜通しの神楽を舞うのを見て感動し、面づくりを志すというストーリー。

石見の人たちにとって、アイデンティティでもある石見神楽の様子を良く伝えるストーリーと、素朴だけれど力図良いタッチの絵が、石見っぽくていいですね!

出雲の古本屋でみつけたけど、初めてみた絵本だったので思わず購入しました。

岩崎書店、1979年)