出雲の御本陣(藤間亨著)


御本陣というのは、殿様が旅行するときに泊まったり、休憩したりする、由緒ある家であろうかと思います。そうした家は、地域の庄屋さんもやっていたような家で、また、そういう経済力もなければ、殿様を泊めるようなこともできなかったわけでして、格式ある家は、今でも、立派で、その造りや内装などをみますと、それはそれは贅を尽くしたものであります。

出雲では、宍道の木幡家、仁多の櫻井家、出雲の山田家、横田の絲原家、大社の藤間家、知井宮の山本家、平田の木佐家、吉田の田部家、安来の並河家などがあります。

この本では、その家の造りや歴史などが各家ごとに書かれています。

出雲市民文庫シリーズの19です。

出雲市、2009年)