日本の民俗32島根(石塚尊俊著)


島根の民俗学と言えばこの人、石塚尊俊さんです。残念ながら、2014年になくなられたが、島根の民俗学を常にリードしてきた功績は多大だ。膨大な著述活動はすさまじい成果ですね。

この本は、全国47都道府県の民俗について、その都道府県の民俗に詳しい人に頼んだとみられ、例えば山口県のところには「宮本常一」の名前もありますね。

この本は、衣食住、暮らし、農林水産業、風俗、祭り、年中行事など島根の昔ながらの暮らしぶりが概観して分かるようになっています。今はだんだん、過疎化が進んで行事の多くが形骸化し、現代では失われたものも多いのではないでしょうか?あらためて、石塚先生の足跡をたどる読書もきっと島根県人として、よい勉強になると思います。島根の民俗学の入門編としてもよいと思います!

第一法規、1973年)