民俗学者小泉八雲(小泉凡著)


小泉八雲の曾孫にあたる、小泉凡さんの修士論文をもとにした本です。小泉八雲民俗学者としての側面に光を当てて、その民俗学的手法は、ヨーロッパで生まれ、米国に渡り、そこで出合ったクレオール文化に触れたこと、そして、日本で欧米とは全く違った価値観や習俗を持っているなど、多くの異文化に触れることで、「民俗学者小泉八雲」が誕生しました。

そして、明治時代の八雲の民俗採集のデータが、日本の民俗学発展に大きく寄与したことを解き明かします。
(恒文社、1995年)