出雲と大和(村井康彦著)


出雲は、大和政権に隷属する地方の1勢力という見方が一般的ですが、この本は、出雲の勢力にもっと主役級の立場を与える内容になっています。

主役級どころか、出雲勢力が邪馬台国をつくったという説で、本人も自分の結論を「我ながらにわかに信じ難かった」とつづっています。

出雲の勢力とは何者かについては、ロマンを精いっぱい膨らませていきたいですね。

岩波新書、2013年)