一戔五厘の旗(花森安治著)


旧制松江中学で学生時代を送り、東京帝大を出て、大政翼賛会で働いた花森安治。戦争への強い反省から、暮らしの中から反戦を訴える気持ちで、「暮しの手帖」の創刊に加わります。その、花森の苦悩と反省と、反戦への強い覚悟が現れた、私のバイブルとも言うべき本です。

人々を戦争に駆り立てたものは何か、一人一人の人が、考えなくなったことが、原因だと思います。みんなが一戔五厘の旗(いまごろだと52円の旗でしょうか?)を立てていきましょう!

暮しの手帖社、1971年)