生首に聞いてみろ(法月綸太郎著)


松江市出身のミステリー作家、法月綸太郎さんの代表的シリーズの法月綸太郎シリーズの代表的な作品です。ちょっとわかりにくいですが、法月綸太郎というペンネームを持つ作家書いた、法月綸太郎さんという名前の探偵が登場する推理小説のシリーズということです。

法月綸太郎さんは、松江北高の出身で、デビュー作は「密閉教室」。このミステリーの舞台がなんと松江北高の4ルーム(一番端っこの部屋です)なのです。ちなみに法月綸太郎さんは、京都大学法学部に入り、京大推理小説研究会に所属されていたということです。京大推理小説研究会と言えば、本格派の我孫子武丸さんや、綾辻行人さんらもここの研究会です。本格物の作家が多いですね。

法月綸太郎シリーズはいくつも出ていて、久しぶりの作品だったので、順番に読むといいと思いますが、もちろん生首に聞いてみろからの読んでも大丈夫です。どんでん返しの連続で、まったく、予測が付かない展開は、さすが法月理太郎。2005年度「このミステリーがすごい」の第一位を獲得したことからも、その完成度のたかさが分かります。