ほんほん本の旅あるき(南陀楼綾繁著)


著者の南陀楼綾繁さんは、出雲市の出身です。フリーの編集者・ライターとして活躍する一方で、全国に広がっている「一箱古本市」の考案者でもあります。すごい人なんです。

 一箱古本市は、本のフリーマーケットを想像してください。でも、本を売る広さというか範囲というか、は段ボール一箱分なんです。だから逆にどのような本の構成にするのか、とか、デコレーションを楽しむとか、空間的に限定された環境で、工夫を楽しむというこころがうけているようです。こういうこと、日本人って好きですよね。追い詰められた環境でも、楽しみながら、やってしまうというところ。少しマゾ的な要素があると思いますね〜。

 この本は、一箱古本市が行われているところに、発案者である南陀楼綾繁さんが、訪ねていったり、ゲストでい言ったりしながら、その地域の本の環境とかもリポートしています。もちrろん、松江も出てきます。ご存じ「BOOK在月」ですね。メンバーの似顔絵なども出ています!

 (2015年、産業編集センター)