歴史の落ち穂拾い 出雲・石見(石村勝郎著)


松江市生まれで、大田市に在住された著者は、石見銀山の歴史に造詣が深く「石見銀山異記」など石見銀山にかかわる多くの著作を残しておられます。その著者が、島根の歴史のこぼれ話を縦横無尽に展開するので、ちょっとした時間に少しずつ読み進めたい本です。トイレに置いておくといいかも。

邑智郡や那賀郡にある{大原神社」は、尾張系の神さまで、これがどうやって石見地方に伝わったのか。オオクニヌシが昔はいじめられっ子だった、とか、歴史のちょっとした面白さを伝えてくれます。

(2000年、つきはし印刷)