隠岐

隠岐は絵の島 歌の島(大西正矩、大西智恵、大西俊輝共著)

隠岐を愛した父の思いを受けた、3人の子どもによる共著で、隠岐の島をうたった短歌や小唄などを集めて、隠岐の豊かさを表現した本です。素敵な試みで、大変面白い本ですね。例えば、隠岐に渡る後鳥羽上皇、隠岐に旅した与謝野鉄幹と与謝野晶子の夫妻、田山…

後醍醐天皇の道(楪範之企画・編集)

後醍醐天皇は隠岐に流され、そのあと、隠岐を脱出するのですが、その天皇の通った道を示しながら、ゆかりの地を写真でたどる体裁になっています。よくもまあ、700年も前の人物が泊まったとか、見上げた、というような言い伝えが残るもんだなと不思議な思…

お神楽〜日本列島の闇夜を揺るがす(三上敏視、原章構成)

日本全国の神楽を特集した別冊太陽ですが、宮崎の高千穂、愛知の奥三河など有名どころにまじって、やはり、島根がたくさん載っていますね。佐陀神能(松江市鹿島町)、大元神楽(江津市桜江町など)、隠岐島前神楽(西ノ島町など)、12の神楽のうち3つが…

ジャパングラフ 島根

この本をみたとき、ああ、やられたな、と思ったものです。「くらしの中にある47の日本」。キャッチコピーもいい。そのなかで、5番目に島根を選ぶセンスがまたいい。ちなみに、1〜4は、滋賀県、岩手県、愛媛県、群馬県。うん、いい。 登場人物が、また、…

島根の地名辞典―あなたのまちの地名考(白石 昭臣著)

「六十の逆落とし」 津和野町直地の東端に、青野山麓に連なる奥山にある地名。周辺に人家はなく、昔、六十歳になったら老人を捨てたところと伝え、地名はこれに由来すると言われている。 このような話は、日本中いくらでもあるのでしょうが、すごく具体的で…