辞典、事典

出雲のことば 早わかり辞典(牧野辰雄編)

著者は平田で長年お医者さんを務めた方。出雲弁のメッカに育ったが、孫がテレビの影響からか、いわゆる標準語を話すようになり、自分の言葉が通じなくなっていることに愕然とし、文化財ともいえる出雲弁を残さねばならぬと、固い決意のもとに編さんされたそ…

人物しまね文学館(島根県文学館推進協議会編)

古代から現代まで、島根に来たり、生まれたりしたゆかりのある文学者を網羅した本です。文学館と銘打っているところが、しまねにゆかりの文人たちを網羅しようとする野望が感じられます。「古代から近世の文人たち」柿本人麻呂、後鳥羽上皇、近松門左衛門(…

島根の子ども文学館(岡正著)

[ 著者は雲南市木次町出身の学校の先生で、図書館教育に熱心に取り組まれた方です。 岡さんは、島根ゆかりの児童文学者の作品と横画をに加えて、その作家からのメッセージも添えられています。例えば、「めっきらもっきらどおんどん」の長谷川摂さんは平田の…

島根県歴史人物事典(山陰中央新報社編)

山陰中央新報社がまとめた歴史人物事典で、大国主神など神話にでてくる神さままで掲載されています!人物として数えていいのか分かりませんが、こんなところに徹底した仕事ぶりが伝わってきます。あと便利なのは、巻末の資料です。出雲、石見、隠岐の参加国…

石見観光事典(石見観光事典刊行会著)

惹句がいきなり、説明文ですね。全部の市町村を書かないと行けないのは、たぶん、市町村合併をした後で、市町村名を覚えてもらおうという、石見全体の観光協会あたりのしごとかと思います。「澄みわたる空 青い海 緑の山 大田 美郷 川本 邑南 江津 浜田 益田…

石神さんを訪ねて(山陰中央新報社)

山陰中央新報で連載された企画を一冊の本にまとめたものです。出雲地方にある50カ所の「石神さん」を紹介しています。 石神さんは、大きな岩が地域の人々の依り代として信仰されてきたものです。その信仰形態はさまざまで、スサノオノミコトやオオクニヌシ…

島根県謎解き散歩(藤岡大拙、瀧音能之編著)

島根の雑学をまとめた一冊です。編者は、出雲のことならこの人と誰もが認める藤岡大拙さんと、出雲神話や古代史に詳しい瀧音能之さんです まあ、この本を読んで、島根県というところは、古代からの神話や伝説などが、そのまんま伝わっていて、誰かが、「京都…

島根の地名辞典―あなたのまちの地名考(白石 昭臣著)

「六十の逆落とし」 津和野町直地の東端に、青野山麓に連なる奥山にある地名。周辺に人家はなく、昔、六十歳になったら老人を捨てたところと伝え、地名はこれに由来すると言われている。 このような話は、日本中いくらでもあるのでしょうが、すごく具体的で…